遅発型ADHD関する記事について私の思うところ
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最近気になる記事を見つけました。
ADHDに関する記事です。今までのADHDは、子供の時に発症し、いわゆる大人ADHDは子供時代から引き継がれるものという認識が一般的でした。成年以降に、発覚したADHDは、症状が軽度であったり、周りが寛容だったりと、ADHDとはわからなかったケースとされています。
しかし、今回の研究では、大人になってから発症する「遅発型」のADHD自体が独自の疾患である可能性があることが示唆されます。それは子どもの時にADHDと診断されなかったからとされています。むしろ、成人では、子ども時代から続く「持続性のADHDは少数派」であることを研究チームとしました。
ネットユーザーの意見を見てみると子供時代からADHDはあり、環境的要因によって強く発症されたとの意見が多数です。これについては、概ね同意です。
成長し、進学、就職を経るにつれ、求められる能力が段々高くなっていくのが基本です。
ですから、それでADHDの症状が強く表れたんだと私は思います
しかし研究報告について、気になる言及もありました。ADHDの検査では、親から当事者の、通知簿等で検査されることが日本でも行われていますが、今回の研究でも当事者の親や教師から、幼少期について、聞き取り調査を行います。研究対象者の内の68%は「小児期にはどの検査でADHDの基準を満たしていなかった」ことが分かったということです。68%とという数字は私は低い数字だとは思えませんで、もしかしたら・・・という思いも少しはありました。しかし、166人の人数での調査なので、もう少し調査対象人数を増してくれたら・・・と思います。
また別の研究団体の調査では「ブラジルの研究チームが1993年に開始した5000人以上を対象とする追跡調査では、子どもの時にADHDと診断された成人の患者の割合は12%で、また成人しても引き続き障害が見られた子どものADHD患者は17%と、ともに非常に少数であることが分かった。」とあります。前者は先ほど述べた通り、環境的誘因でのことだとは思いますが、後者の結果は・・・「子供のADHDは治る可能性がある」ことでしょうか。これてについては、もっと深く研究してほしいと思います。
また記事の最後に
「成人期ADHDの原因の解明、さらには小児期ADHDとは別の疾患であるとの判定には、より多くの研究が必要となる。」
これについては私も同意です。私も意見を色々と述べましたが、勿論間違っていること言ってるかもしれません。しかし、やはりこの2つだけの研究結果では、大人ADHD、子供ADHDこれが別物であるという判定は早計だと思います。ですが、本当に大人ADHDと子供ADHDが別物であるのらば、また新しく効果的な治療法が生み出されるかもしれません。
記事引用元URL
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20160519-00000017-jij_afp-int
参考URL
http://adhd.co.jp/otona/shoujou/
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